薬にはそれぞれ科学的・物理的な性質が異なるために、大きくは飲む薬、注射をする薬、皮膚に塗る薬、吸入する薬などと、使い方によっていろいろな種類があります。
1.粉薬:散剤、顆粒剤、ドライシロップなど
- 散剤…1種類又は2種類以上の粉末を混ぜ合わせて作った薬
- 顆粒剤…飛び散りやすい薬やかさばる薬を飲みやすくした薬
- ドライシロツプ…飲みづらい子供用の薬を飲みやすいように工夫した薬
2.錠剤:裸(ら)錠、糖衣錠、徐放錠、舌下錠、付着錠、膣錠など
最も一般的な薬です。しかし、よく注意しないといけない薬があります。
例えば・・・
徐放錠は噛んだり、つぶしたりすると薬の効き目が変化します。
徐放錠は噛んだり、つぶしたりすると薬の効き目が変化します。
舌下錠は口の舌の下で溶かすもので、飲みこんでは効果がありません。
膣錠は服用する薬ではありません。
3.カプセル剤
ゼラチンで作った入れ物に、油状の液体の薬、粉、顆粒を入れた細長い薬
4.水剤
錠剤や粉薬を飲むことが出来ない子供用に作られた薬が多くあります。
5.外用剤:坐薬、軟膏、湿布薬、点眼薬、点鼻薬、点耳薬、吸入薬、うがい薬など
使用に工夫された薬が多くあります。使用方法を間違えると効果が出ないだけでなく、副作用が出てしまいます。使用方法は医師、薬剤師に良く聞いて使って下さい。坐薬を飲んでしまった。足に付ける薬を目に点眼してしまったと笑い話の多い薬です。
6.射剤:皮下注射、筋肉注射、静脈内注射、静脈内点滴注射、作用の短い・長い注射など
一般には医師の診察後に病院内で投与されることが多いため、どんな種類があるか考えたこともないでしょうが、目的によりいろいろあります。